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100%リサイクルでき、美しさと強度・耐久性を兼ね備えた段ボール家具やインテリアを企画・制作・販売しております
 
 

 

初期バージョン

ローコストバージョン
LTL:今後一般ユーザー向けに、家具製品の基本形をまとめたカタログを作る予定はあるんですか?

西野 :それはもちろん必要になるでしょうね。

LTL:現在ダンディンドンで作られている椅子には、こうした段ボールの積層で作られた初期バージョンと、その後コストを下げる意味で作られたバージョンとがありますが、カタログを作る場合にはそのふたつのラインを分けて考える必要がありますね。

西野 :両方でやらないといけないと思うんですね。今お二方が座られている初期バージョンとローコストバージョンとを比べてみたら、耐久性の面で雲泥の差があります。ローコストバージョンの椅子やベンチは、イベント用に現地で組み立てられるように作ったものですが、この通り長く使っているとへこんで来てしまいます。初期バージョンはまったくつぶれていないでしょ。
ローコストバージョンは短期間のイベントで使用するには素晴らしいんですけど、一般のご家庭には、もっと長く使える高品質なものを提供しなくてはなりません。

LTL:あとは、家具ブランドとしてのダンディンドンのイメージを作り上げていく上で、エコマテリアルっぽいイメージを曲線によって演出するようなものではなくて、素材の特性がダイレクトに前面に出ているような、シンプルな形のテーブルや椅子がシリーズとして欲しいですね。一般消費者としては、この棚のようなシンプルで直線的な路線のものがもっとたくさんあってもいいんじゃないかと思います。

西野 :デザインについてはこれからもっと考える予定ですが、まだまだ検討の余地はありますね。

LTL:先ほど展示会ブースの写真を拝見した時に、ブースのデザイン自体はとてもシンプルなんですが、強化段ボールの持つ“素”の迫力を強く感じたんですね。家具シリーズも基本的にこうなっていくといいな、と。

西野 :そうですね。それと今後は異素材を組み合わせて弱点を補うことも考えたいと思っています。そうすればもっと用途が増えると思いますから。実際このテーブルも脚は強化段ボールですけど、天板はガラスにしてありますでしょ。そこにおいてある棚はヒノキの無垢板を上にぽんと置いてあるだけなんですけれど、こういう組み合わせもおもしろい。もちろん異素材同士を固定する方法については気をつける必要があります。リサイクルできなくなってしまっては意味がありませんからね。

LTL:展示会ブースはこれからもどんどん展開されると思うんですが、店舗の内装にも強化段ボールをぜひ使ってみたいです。強化段ボールが不特定多数の人の目に触れる良い機会にもなりますよね。

西野 :9月に原宿の新しいブティックで採用されることが決まったんです。ここにある棚を応用したもので、幅が5、6メートルもあるのを作るんですよ。他にも何点か採用していただける予定なので、このお店を見ていただければ段ボールの可能性を多くの方にご覧いただけると思います。
他には代官山と渋谷で飲食店の間仕切に使用した例もあるんですよ。

LTL:ダンディンドンは今後段ボールという素材の、エコロジカルな特性を主軸に事業展開してゆくのでしょうか。それともやはり、汎用素材として様々な分野にディベロップしてゆくことが事業目的なのでしょうか。

西野 :それは入口と出口ですよね。
たしかに、エコロジーを最初から前面に押し出してこの事業をはじめたわけではありません。いちばんはじめに段ボールという素材が箱をつくるだけのものじゃないんだということに僕はショックを受けたわけですね。そこにある強化段ボール製の木馬を最初に見た時、僕は怖くて座れなかったんですよ。触ってみて、大丈夫ですかって聞いて、500キロくらい耐えるよって言われるから、それではじめて座ってみて、へぇーって思った。その気持を忘れたくない。
だからダンディンドンとしては、段ボールという素材の持つ可能性をまず前面に出したいんです。そしてその行き着く先にエコロジーやリサイクルがある。それは今後も変わらないと思いますよね。
   
LTL:私たちが強化段ボールに対してこれはすごい!使ってみたい!と思った感情は、実は西野さんが最初に受けたショックと同じなのかもしれませんね。
 
西野 :やっぱりそういう初心を忘れちゃいけない。それが今までこの素材と付き合って来た中で得た答えです。我々が製品に色付けや仕上げを施さないことの意味はまさにそこにあるんですね。それが我々にとって最大のメッセージなんです。
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