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100%リサイクルでき、美しさと強度・耐久性を兼ね備えた段ボール家具やインテリアを企画・制作・販売しております

前回は「ダンボールで何が出来るのか」というテーマで、ダンディンドンの強化ダンボール素材に関心を寄せるデザイナー、love the lifeのお二人によるインタビューが行われました。
今回は、最近のダンボール家具をとりまく状況、活性化してきた市場について、どのように感じられているのか、という点を中心にお話をうかがいます。

西野哲朗 プロフィール
1979年 大学卒業後日用品の専門商社に入社、主に新入社員教育を担当後
1986年に人材派遣会社にヘッドハントされる。人材派遣のフランチャイズ展開
  並びに、地方直営店の立ち上げを担当する。その後B&B(企業内起業)を担当する。
1993年に同社退職後、千代田区内にて飲食店を経営の傍ら、
1997年からは、組織改革に伴うQCコンサルタントを請け負う。
2000年から、ダンボールを素材にしたデザイン・製造事業を計画し事業化の準備を始める。
2001年に組織を法人化にし、ダン ディン ドン有限会社を立ち上げ強化ダンボールを素材にした
  商業施設什器・家具・遊戯具のデザイン、制作に本格参入する。

ええ、市民権を得てきたように思いますね。サイトがオープンしてから一年経ちましたが、こういうものが欲しかった、こんなものは出来ないのか、といった反応がここへ来て本当に多くなってきました。

「ダンボールでいろんなことが出来たんだ」ということがだいぶ理解されてきたんじゃないかと思うんです。
それは実際には、雑誌やテレビ、ラジオなどの媒体で発信されたり、それをご覧になった方が私共の展示事務所にまで足をはこんでくださったり、ということなんですけど、いままでとは違う、「ダンボールはとても強いらしいよ」という認知、ですよね。コンシューマー、そして企業にも認知されてきている、うねりを感じています。

おかげで最近は、毎月のように取材を受けるのですが、時に困ることもあるんですね。ある番組でダンボール製の家具が取り上げられダンディンドンが強化ダンボールの説明をしたのですが、それはあくまで自社製品の説明だったのです。それがその後他社メーカーの商品も紹介されたわけなんですが、番組を観ている人は全部強化ダンボールでできていると誤解してしまう。本当に残念でしたね。今ダンボール製の家具などがたしかに増えてきていますがバージンパルプを使った強化ダンボール100%のものはダンディンドンだけなんです。

それで番組終了後、お問い合わせをいただいて。「ある店で見たけど、そんなに強いとは思わない。」と。それでどちらでご覧になったのですか、と聞くとやはり先ほどの○○○○製で・・・。

でも後日、その方は、横浜からわざわざ見に来てくださったんです。ご覧になって、驚いて。結局、その場で注文してくださった。見る人が見れば、触ってもらえば、わかってくれるんだ、と。それはうれしかったですね。

メディアも活かしたいですが、このように一人一人に伝えていく、草の根的なものが原点にあります。攻めながら、より市場が成熟していくのを待ちたいですね。

   


おおきいのは「カット」と「抜き」の違いなんですね。型抜きをすればまず、安く大量に作れますね。でも抜いて押し潰された分、強度は格段に落ちてしまう・・・。
一方、手作りで、ダンボールの小口を活かして、ひとつずつていねいにカットすれば、型抜きと比べてデザイン面でも強度でも比べモノにならないものができます。でもどうしても高いものになります。
認知されてきている、という中で、ダンディンドンは製品のクオリティを伝えていきたい。ダンボール製のものは「安かろう、弱かろう」なのです。
「なぜ価格が違うのか?」と消費者が思ったとき、違いをうまく伝えていきたいですね。

野菜だって、中国産のような安いものもある、一方で、有機栽培などこだわっているものもあるわけです。その中で価格だけではなく品質や製産者の顔が見えるなどこれからは消費者が見極め、選ぶ時代になってきている。どんどん競争が高まって、もっともっといいものが出来ていけばいいと思います。
   
丈夫な強化ダンボールというのは、もともと素材として、あるわけなんですよね。
でも一般に流通していない。たとえば、一トンのものを運ぶ箱の側面部分に使われていたり。まず一般の人の目に触れていないと言うのが現状です。

ダンボールっていうのは、総称なんですね。波波の部分があるでしょ、そのパルプをライナーつまり板の部分ではさんだもの、あるいは片面だけでも、波波があればそれは全部ダンボールというふうになるんですよ。(第一回目インタビュー参照

だから勿論トライウォールもダンボールですし、アーモンドチョコレートの箱の中に入っている茶色の紙、あれもダンボールと言えるんですよ。

ダンディンドンが使っているのも確かにダンボール、なんです。ですが、ものすごく種類がある、みんないっしょじゃないんですんですよ、と伝えたいわけです。

「汚い、弱い、安い」というイメージがある。そこにはいいイメージも悪いイメージもあるわけですが、もともとのいいイメージだってあるでしょ?環境にやさしい、リサイクルできる、暖かいとか・・・

だから、すべてをひっくり返そうとは思わないんです。まず弱くない、ということ。そして一般にダンボールが安いというのは、何万何十万と作られる「箱」だから安い、ということ。

もともと緩衝材なわけだからぶつかれば当然へこむし、折れやすいダンボール。でもそれをダンディンドンがもつノウハウで補う。素材、デザイン、クオリティで差別化を図りたいですね。
   
単純に強化ダンボールと言ってもものすごい差、幅があるんです。
一番大きいのはバージンパルプの含有量です。

バージンパルプは木から一番最初に作られるパルプですから長い繊維を持ち、非常に強い素材になります。ダンボールは、簡単に言えば、色が茶色いほど、強いと思っていただいていいと思います。再生を繰り返すと白っぽくなっていきます。とにかく強化ダンボールでも色に相当差があります。

ダンボールは何度も、何度もリサイクルできるわけです。でも、繰り返し再生していれば、繊維が細かくなってしまうから、当然弱くなるわけです。しかしそこに、長い繊維を持つ、バージンパルプを加えると、また再生できる。だからバージンパルプの含有量が多い程優良なダンボールといえるわけです。そしてダンボールは正にリサイクルの王様、な訳です。

「強化ダンボール」にも再生紙が含有されているものがあるんですが、ダンディンドンでは、ライナー(面)部分に、その強い繊維を持ったバージンパルプを100パーセント使ったものを素材にしているのです。
   
ユニバーサル、環境、今は意識はしているんですが。
僕は初め、そのために、と思ってこの事業を始めたわけじゃないんです。軽くて丈夫、リサイクルできるすばらしい素材に出会った。じゃあどうやったら使ってもらえるだろうか、と考えたわけです。

学生さんは数年間一人暮らしをして、引っ越すとき、処分しやすいだろうなとか。
女性は、部屋の模様替えを気軽にしたいんじゃないだろうか?
小さな子供には、成長に合わせて家具を買い換えられると便利だ。
もちろん高齢者にだって、優しい家具。
それが結果的に、環境、ユニバーサルであったわけです。

ダンディンドンの基本は変わりません。いつもシンプルに、素材のよさをどう引き出すか、です。
ダンボール特に強化ダンボールはとても素晴らしい素材なんです。箱だけではもったいないじゃないですか、という提案なんです。
西野さんが素材に惚れ込んだところから始まったダンディンドン。最近ではそのコダワリから繋がって、都会の森を守る環境NPOの活動にも参加されています。(NPO「ちんじゅの森」HP

とにかく見て触って欲しい、連絡をいただければいつでもここ(事務所)に来て欲しい、ということでした。そのコダワリがビシビシと伝わりつつ、でも氏の暖かい雰囲気に終始包まれたインタビューでした。
   
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